ハニカミが、帰ってきて言いました。
「お母さん、サンタってほんとにいるよね?
クラスで信じているのぼくだけなんだ。
みんないないって言うんだよ」
台所で鍋を洗いながらどきっとしました。
どうしよう。
ほんとのことを教えるべきか。
そもそもでこはいくつまでサンタを信じていたのかというと、
実は幼稚園の頃にはとっくにおとぎ話なんだなあと知っていました。
ちょっぴり寂しかった。
でも大人になったいまでも、あのひげのおじいさんがでこは大好きなのです。
いい歳してなんですけど、クリスマスの夜はあまり悪天候じゃなけりゃいいなあ、サンタが困るから、と本気で思います。
それがファンタジーなのだとしても、こんなにたくさんの子供たちが知っている有名人は他にいない。
だから、クリスマスの夜空に鈴の音やトナカイの姿をみつけられなかったとしても、サンタが本当の意味で「存在しない」ことにはならないと思うのです。
「いるにきまってるじゃん!私は信じてるもん」
ハニカミの頭をなでてやったら嬉しそうに笑いました。
そして自分がサンタクロースについて知っている話を、夕食を作っているでこの横でずーっとしていました。
それをきいていたらなんだか涙が出てきて。
たぶんハニカミの素直さが嬉しかったんだと思う。
サンタはいつでもどこにでもいるよ。
もしトナカイの調子が悪かったら、
ぽちのりとでこがサンタの代理をするよ。
ハニカミも、いつか誰かのサンタクロースになるかも知れないね。
「お母さん、サンタってほんとにいるよね?
クラスで信じているのぼくだけなんだ。
みんないないって言うんだよ」
台所で鍋を洗いながらどきっとしました。
どうしよう。
ほんとのことを教えるべきか。
そもそもでこはいくつまでサンタを信じていたのかというと、
実は幼稚園の頃にはとっくにおとぎ話なんだなあと知っていました。
ちょっぴり寂しかった。
でも大人になったいまでも、あのひげのおじいさんがでこは大好きなのです。
いい歳してなんですけど、クリスマスの夜はあまり悪天候じゃなけりゃいいなあ、サンタが困るから、と本気で思います。
それがファンタジーなのだとしても、こんなにたくさんの子供たちが知っている有名人は他にいない。
だから、クリスマスの夜空に鈴の音やトナカイの姿をみつけられなかったとしても、サンタが本当の意味で「存在しない」ことにはならないと思うのです。
「いるにきまってるじゃん!私は信じてるもん」
ハニカミの頭をなでてやったら嬉しそうに笑いました。
そして自分がサンタクロースについて知っている話を、夕食を作っているでこの横でずーっとしていました。
それをきいていたらなんだか涙が出てきて。
たぶんハニカミの素直さが嬉しかったんだと思う。
サンタはいつでもどこにでもいるよ。
もしトナカイの調子が悪かったら、
ぽちのりとでこがサンタの代理をするよ。
ハニカミも、いつか誰かのサンタクロースになるかも知れないね。
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